2014-04-11 第186回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
○土居参考人 五年経過したわけですけれども、なかなか地元の協議会の中で、かなり問題になるところも多いというふうに聞いています。だから、かなり地域によって状況は違うと思います。 例えば、その協議会の方に入る委員の人選にしても、公共交通を全く利用しない人が入れられているといいますか、非常に、公職でいろいろ大変忙しい方も多いでしょうから、日常的にはバスとか鉄道とかに乗らずに、マイカーでどんどん移動していて
○土居参考人 五年経過したわけですけれども、なかなか地元の協議会の中で、かなり問題になるところも多いというふうに聞いています。だから、かなり地域によって状況は違うと思います。 例えば、その協議会の方に入る委員の人選にしても、公共交通を全く利用しない人が入れられているといいますか、非常に、公職でいろいろ大変忙しい方も多いでしょうから、日常的にはバスとか鉄道とかに乗らずに、マイカーでどんどん移動していて
○土居参考人 私も、先ほど申し上げましたけれども、国土交通省の運輸支局を各都道府県の方に移譲といいますか、移管できる制度を御検討いただければと思います。 もう一点は、やはり、都道府県も含めて、人材を育成するという意味で、国土交通省にそういった人材育成の大学校といいますか、そういうもので、六カ月なりちゃんとしたプログラムで人材を養成するということもぜひ検討いただきたいと思います。 以上です。
○土居参考人 おはようございます。 この三月まで京都の立命館大学の教員をしていまして、授業では、京都の交通とまちづくりとか、交通経営論とかをやってきました。 研究面では、買い物難民という、いわゆる現代的な課題、島根県の匹見町とか岩手県の旧沢内村とか、あるいは都市近郊ですけれども洛西ニュータウンのそういう高齢者の問題とか、いろいろなところで現実に高齢の方が極めて困難な問題を抱えている。とりわけ、基本的
○参考人(土居靖範君) 非常に地域自体がコミュニティーが崩壊しているといいますか、各家庭自体においても家族が非常に少なくなって、そういう形でコミュニティー自体が崩壊していて、助け合いとかそういった形の精神も薄らいでいるかもしれませんけど、現実にはもう本当に孤立した形の人がたくさん町の中にいてるわけですね。 先生おっしゃるように、やはり災害のときにいかにそれがうまく、災害だからうまく機能するかというと
○参考人(土居靖範君) 東北の方に、私も岩手とか福島の方に二度ほど、おっしゃるような交通の事情がどうなっているか、その調査に行ってきまして、鉄道自体が物すごく復旧が遅れているといいますか、まだ不通になっている区間があるというのにはちょっと信じられなかったんですけれども、現実には、地元の人はやはり何とか、日常的な買物とか病院に行くために、スーパーに行くのに町の方のコミュニティーバスをつくっているとか、
○参考人(土居靖範君) おはようございます。 立命館大学の経営学部の土居なんですけれども、大学では交通システム論とか交通政策論あるいは交通まちづくりとか、そういった授業を担当させていただきながら研究も同時に並行的にやっています。 今から三十年ほど前に勤務し出したんですけれども、ちょうどそのころに、お手元のメモの四ページ、五ページのところに挙げていますけれども、フランスで国内交通基本法というのが制定
○土居参考人 交通をどういうふうに方向づけるか、そういう形でフランスでもいろいろ苦労されていて、この交通基本法も、基本的に、制定は一九八二年末ですけれども、さらにいろいろな事態ごとに条文を書き加えるといいますか修正する作業をかなり丁寧にされていまして、法律の後ろに何年修正とかそういうことが書かれていますから、問題があるごとにいろいろ修正されたと思います。 物流の方では、ヨーロッパ全体が一つの国のようになっていまして
○土居参考人 フランスの方は交通権というのを高らかにうたっているわけですけれども、スウェーデンとかイギリスとか、ほかの欧州諸国では、交通権保障という言葉はうたっていませんけれども、基本的にはEU各国同じような精神で、法律ではなくてチャーター、憲章ですね、あるいは地方自治体への権限移譲という形で、実質は地方公共団体がそれを保障できるようなシステムを組んでいるというふうに聞いております。 勉強不足で、
○土居参考人 立命館大学の土居と申します。 意見陳述の要旨をお手元に三枚配っておりますので、御参照いただきたいと思います。 主な課題は四点です。 まず、基本スタンスとして、交通基本法が掲げる理念が極めて重要になると思います。 基本法ですから、日本国憲法に依拠するということは当然です。 今後の日本社会あるいは地域社会の変容に十分対応した交通のあるべき姿を、漸進的に実現するものであることだと思
○土居参考人 各地域地域によって状況が違いますから、適切な手段をどうとるかということが非常に大事になってきます。そういうくし刺しのところを巡回バスで結ぶといいますか、そういったことも一つの手法でしょうし、先ほど富山の市長さんのお話のように、JRのこういった線をもっと頻度を上げて、その各駅にパーク・アンド・ライド用の駐車場を設置する、車ですべて回らずに、鉄道とのいわゆるドッキングといいますか、こういったことも
○土居参考人 各地域でかなりいろいろな形で努力されていると思います。路線バスでは、先ほど言いましたけれども、空気を運んでいるみたいなものですから非常にもったいないわけですけれども、現実にやはりディマンドタイプの、タクシー事業者に運営を委託するといったタイプが各地域で紹介されています。その場合に、どこがコーディネーターになるかということで、いろいろなタイプがあるわけですから、農協さんがやるとかいうこともあるでしょうし
○土居参考人 立命館の土居でございます。 お手元に意見書のメモがございますけれども、基本的に私は、今回、この法律の制定を高く評価しております。段階といたしましては、とりあえず形が整ったといいますか、この段階だと認識しているわけです。 次に、細かい解決課題に入る前に一点申し上げたいわけですけれども、仏をつくったからにはぜひ魂を入れていただきたいということです。 我が国では昔から、仏つくって魂入れずという
○土居靖範君 むだな道路というのは、やはり、公害を出すとか景観破壊につながるというのは、むだな道路になると思います。 以上です。
○土居靖範君 私は、高速道路だけではなく、一般道路も含んだ道路整備全体について、そのあり方を申し上げたいと思います。 私自体は、国民生活の向上のために必要な道路整備は十分に今後も進められなければならないという立場ですけれども、道路づくりの最低の基準としまして、その道路が町壊しにつながるとか、あるいはでき上がっても利用されないといったものは建設をやめるべきではないかということを前提にしています。